人はどうやって死んでいくの?

16年間の看護師経験を通して得た最大良かったことといえば

ダントツにこれ!

「死」に対するマイナスイメージが無くなった!ことだ

たくさんの旅立ちの場に立合わさせていただいたことで

『死ぬこと』は当たり前のことだ!っちゅう

当たり前のことに気づかされた(^^;)

そうなんだ

当たり前のことなんだよ。

当たり前のことなのに、

おきてはならない最悪なことだという価値観になってしまってない?

『死』は、寂しいし、悲しいし、辛いし、苦しい。

最愛の人と、もう二度と会うことができないのだから

確かに最悪だ・・・

だけど、当たり前のことだよね?

逆に、どうやっても避けることはできない。

できないのに、避けたい・・・だから

遠ざけてる・・・のかもしれないな。

この遠ざけてることが悲劇を悲惨にしてるような気がするのは私だけだろか?

核家族化してしまった今、祖父母の臨終はおろか

両親の看取りもままならない現状。

「死」が遠い存在なんだろうな・・・と、感じる。

実際、私自身

病院を辞した瞬間に病を持つ人たちと接する機会が全くなくなった。

まるで、世の中には健康な人しかいないんじゃね?

と、錯覚してしまうほどだ

あんなに毎日、病を持つ人々と接していたのに・・・

さて、看護師時代

特にホスピス時代に患者さんからよく質問された言葉・・・

それは

人はどうやって死んでいくの?教えて!

だった。

誰も教えてくれない。家族に言うと「そんな不吉なことは言わないで」って言われてしまう・・・・とも

生まれてくる時のことは、割とみんな知ってるのに

死に逝く時のことは、意外と知られていないよね

『知らない』というのは言い換えると『不安』なんだよね

小学校に入学する時も

高校入学も

大学入学も

初めてのバイトも

看護師として初めて勤務する時も

め〜〜〜〜っちゃ不安やったし、緊張したし

恐怖ですらあった。

それって、今思えば全て『知らなかった』・・・からだと思う。

だから

『死に逝く』ことも知らない不安なんじゃないかな?

さて

表題の『人はどうやって死んでいくのか?』だけど

私の答えは

『あなたらしく死ぬ』

死に逝く現象としては何パターンかあるけどね

ただ、看取ってきた感想を問われれば

『その人らしく逝くもんだな』ということ

賑やかに見送られたい人は、家族がみんな集うのを待つし

一人で逝きたい人は、プロの私たちにすら気づかれずに一人でこっそりと逝かれる。時には人払いまでしてでも一人で逝かれる。

頑固な人は、ほんまに頑なにこちらの言うことなどまるで聞き入れずに苦しくても、苦しくても我を張り通して苦しみながら逝かれるしね。

どれもこれもみんな、『らしい』逝き方だ。

余談だけど「息をひきとる」という言葉がある。

本当に、その通り

息は「吸って」終わる。

吐かないんだよ。

生まれた時に「吐いて」始まって

「吸って」終わるんだ。

まさに『呼吸』とはよく言ったもんだ。

余談はさておき、私自身、自分に言い聞かせてることは

その時が来た時には、ジタバタせずに

どんなに不安だろうが、嫌だろうが、怖かろうが

素直に向こうのステージに逝くんだよ!

と、いうこと。

これまでもそうだったようにさ。

入学式の日が来ればランドセルを背負って見知らぬ子たちと

同じ教室に入ったようにね。

なんだか、明確な回答じゃなかったかもだけど・・・

もし、あなたに

「こんな風に旅立ちたいな〜」っていうイメージがあれば

そんな風な人、性格になることだわ。

これが極意だね(笑)

具体的なことは、個人的に聞いておくれ(笑)

ではでは

悔いのないその時を迎えるために

今日も楽しい1日をね

素敵な「今」をお過ごしくださいね〜(^^)/

応援よろしくお願いしま~す♪

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