「愛情」と「甘やかし」は違うかんね!

以前、お世話になったコンサルタントさんから

えり先生はちょいちょい厳しいよね

と、言われたことがある。

彼の息子さんを雨の日に車で迎えに行った・・・というエピソードを聞いて

え?
わざわざお迎えに行くんですか?

と、聞いたからだ。

ただただ、素朴な疑問やったんやけど(^◇^;)

我が家は、父はいなかったし(石材加工店を島で営んでいたので、月に一度帰宅する程度だった)

身体障害の姉もいたから、基本、母が私にかまってられなかった。

という環境で育ったもんで、お迎えなんて、絵本の中の出来事でしかなかった

そもそも

父も母も昭和1桁生まれ。

学校まで山を2〜3個超えて行っていた。

という人たちだ。

熱があっても登校させられた。

登校後に、保健室に行かされて

お熱があるから、帰りなさい。

と言われる。

お母さんに電話しようか?

と、先生から提案されても、母はパートに出てるから不在。

大丈夫です。一人で帰れます。

と言って、帰宅途中にあった、かかりつけ医に立ち寄り

受診して、薬をもらって帰宅。そして、布団を敷いて寝る。

ということを小学1年生の時からやっていた。

っていうか、これが我が家の普通やった。

身体障害の姉を中心に動いているから

なんか、もう早く家を出たくて仕方なかった。

自立心が旺盛。と言えば聞こえは良いけど

逃げ出したかっただけやんね(笑)

さて・・・

ちょっと、いとこのことを書こうと思う。

というのも

最近の世相とか、お客様と話をしてて感じるのが

「愛情」と「甘やかし」を間違っとるなあ・・・

と、感じることが多いから、ちょっと考えてもらうきっかけにしてもらえたらな・・・と、思ったからだ。

2歳年上のいとこのお兄ちゃんは

まあ、頭が良くて、運動神経も良かった。

中学生の時は。テニスで県大会で優勝するし、学年でも1位2位を争う秀才やった。

進学校に進んだ彼は、やはり秀才やった

東大合格間違いなし!

と、言われていた。

模試でも常にAランク

本人も、周囲も彼の東大進学を確信していた。

私が、高校に入学した時、

因数分解が理解できず、落ちこぼれそうになった。

やばい・・・

先生が何言ってるのか全然わからん・・・と冷や汗を流した私は

その秀才のいとこに教えてもらうために連絡して

いとこの家に教科書を持って、馳せ参じた。

すると彼は、ちゃぶ台を机にしてて、テレビをつけて

その前で問題集を広げていた。

何がわからんのんか?

と、言う彼に

先生が何を言ってるか全く理解できん。
何もかもわからん

と言って、教えてもらった

ら、すぐに理解できた!(^^)!

さすが秀才!教え方も上手やった😍

わかったーー!ありがとう!!

と、喜んで帰宅したのだが

心に引っかかることがあった

それは

そのいとこの、おばちゃん(彼にとっては母親)に対する態度だ。

問題集に、目を向けたまま

お茶!

と、言うと

おばちゃんが、いそいそとお茶を運んできたんだ。

それに対して

「ありがとう」

を言うでもなく、何も言わない

目もくれない・・・

ものすごく違和感があって

おばちゃんをリモコンで操作しているみたいに見えたんだよね

あれはまずいだろう・・・

と、思って、その出来事を私の母親に告げ口するも

あんたも、あのくらい勉強するならお母さんだって、
そのくらいやってあげるいね

と、言い返されただけだった。

いや・・・そういうことを言うてるんやないんやけどな・・・💦

おばちゃんからすると、息子が秀才であることや

スポーツができることは、そりゃあ自慢だったのだろう。

だから、彼の勉強を邪魔することのないように計らっていたのだと思う。

だけどな・・・

「ありがとう」くらいは言わせろや

と、私は思ったんだ。

さて、その後

彼は、東大を受験した。

本人を含む。その他大勢の期待を裏切り

不合格だった。

彼は一浪した。

周囲の予備校からは「特待生でうちに入って欲しい」と懇願された。

その中の一つの予備校に通ったらしい。

次の年も当然、東大を受験した。

ほんと、びっくりしたけど

また、不合格だった。

彼は二浪した。

3度目の正直で、彼はまた東大を受験した。

その時は、私も受験生になっていた。

そして、彼はまたもや不合格だった。

そして、滑り止めの大学に入学したらしい。

どこの大学か?はうちの母親も教えてもらえなかった。

はあ?

だ・・・

そして、そのまま彼は行方不明になってしまった。

おばちゃんが亡くなっても帰省せず、

おじちゃんが亡くなっても帰省することはなかった。

彼にとっては東大だけが大学だったのかもしれない

東大に入れなかったことで、その後の人生が無くなってしまったように感じる。

勉強さえしていれば、東大に入りさえすれば幸せになれる

みたいな価値観を、彼に植え付けてしまったのは

紛れもない、彼の両親だ。

ついでに書くと、その妹もそんな感じだ。

希望する大学に進学できず

他人のことばかりを羨む大人になってしまった。

私は、親の役目は

独り立ちさせること

だと、思っている。

どの動物も、みんなある時期がくれば子離れする。

人間だけだよ。成人になっても一緒に住んでるとか・・・

独立させろよ

『何かあれば帰ってきたら良い』

親というのは安心して帰れる場所

であれば良い

それ以上でもそれ以下であっても良くない。と感じるんだよね。

愛情は与えるべきだけど

甘やかすのは違う

人をダメにしてしまうだけだ。

履き違えている人がなんと多いことか・・・

と、思う。

だけど、うちの「いとこ」を見ていると

おばちゃ〜〜ん。育て方間違ったってぇぇぇぇ

と、思わずにいられない。

冒頭に書いた通り

私にとっての当たり前。普通。が

世間からすると、割と厳しめなのかもしれない

だから、自分が厳しい。という実感がない。

それと同じように

甘やかされている彼たちも、それが普通だから

自分たちが甘やかされた。という自覚はないだろう。

他人の家と、比較することってなかなかできないもんね。

だからこそ

大人が、その判断基準をしっかり持つべきだと思うんだ。

ちょっと長〜い愚痴になりましたが

まあ、ご参考まで(^^;)

ではでは、

日本列島が雨雲にすっぽり覆われていますが

心は晴れやかにね☀️

素敵な「今」をお過ごしください(^^)

応援よろしくお願いしま~す♪

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