よしのりくん。旅立ちました。合掌

父「よしのり」が先日他界した

享年89歳

お・・・惜しいっ

90歳にはなると確信してたのにぃぃ(゚o゚;;

いつも

何歳になったの?

と聞くと

知らんで

なんとなくで良いから、何歳になった感じ?

そうじゃの〜。100は超えたかの

と、言っていた(笑)

本当に、100は超えそうなくらい元気やったんやけどな〜

1週間の入院で旅立っちゃった💦

 

父は

山口県の小さな島で、小さな小さな石材加工店をやっていた

父の工場はいつも黒御影や白御影の石がゴロゴロしてて

それが灯篭になったり

花立や線香立てに仕上げられていった

器用な人で、釣り船も自分で作っちゃって

釣りが大好きで、口コミで広島から父を頼って釣り指南にくる人が絶えなかったくらい(笑)

まあ自由人やったわ

父の仕事は、納期のある仕事だったからか

家に帰ってくるのは月に1度くらい

一度も一緒に暮らしたことはない。

生涯、会った回数は数えられるほどだ。

夫婦仲が悪くて、二人がいるといつも喧嘩ばかりで

母からは父の悪口しか聞かないから

母親を苦しめてるのは、このおっさんか!!

くらいに思ってて(いやあ・・・洗脳されるね〜)

大嫌いで、大嫌いで

恨んで、恨んで、恨んで・・・

中二の時には

あの人の子供だと思うと恥ずかしいから離婚してくれ

と、母親に土下座したこともあった

大人になって

男から殺されかけて夜逃げしたり

その男のために作った借金が膨れ上がり・・・

お金がないことが私の人生をダメにしてるんだ!

と、躍起になってネットワークビジネスをやり、それなりにグループを作って

その会社の上位になってしまった。

収入も増えたが、出て行くお金も半端なく

全く、手元にお金が残らない・・・

さらに、私の正義感と、純粋さが「過ぎる」ことから

私の不信感が募った時に

トップの機嫌を損ねちゃって

ファックス一枚で会社から解雇通知が届いた(会員解除の通知)

収入源がいきなり立たれてしまった

嫌いなくせに、お金がなくなると父に頼って

お金の無心しかしない私にとうとう

 

もう、金輪際
あんたとは、親でもなければ子でもない!

と、勘当された

はあ?
こっちのセリフよ!
願ったり叶ったりやわ!!

と、バチあたりにもほどがあることを・・・(>_<)

ダメになってる時は、さらにダメになって行くもんで

自分が落ちている時は、周りはハイエナのような人しか集まってこない

その人たちに騙されて一円のお金もなくなってどうにも、こうにもならなくなったりした

知らないところで犯罪に巻き込まれてしまった・・・

ほんまにトホホやってん

 

電気もガスも止められた

昨日まで、一生付き合っていけると思っていた友人や仲間も

誰一人、一切の連絡が取れない

世界中で一人ぼっちな気がした

母親からも、すでに勘当されている

唯一頼れる姉も他界してしまった・・・

 

毎日、死ぬことしか考えてなかった・・・

 

人が怖くて、怖くて

話すことができなくなって、完全に引きこもった

仕事なんか当然できるわけもなく

ただ、毎日泣いて暮らして

死ぬことしか考えないのに

死ぬことで、また周りに迷惑をかけてしまう・・・とか

死に切れなかったらどうしよう・・・

と、考えて

死ぬに死ねない

「いなかったことにして欲しい」
「生まれてこなければ良かったのに」

と、毎日自分の存在を呪っていたら

 

虫の知らせがあったんよ

・・・と

いきなり、私の目の前に父が現れた

親でもなければ子でもないって言ったのに・・・

娘が可愛くない親がどこにおるで!

と・・・

いや、ほんと号泣した

これっぽっちも愛されてない。と思っていたのに

こんなに愛されてたのか・・・と

でも、やっぱり死にたくて・・・

死ぬことと

私のことを陥れた知人親子に対しての恨みを晴らしたい一心の私を見て

ノイローゼになっとるんよ

お父さん・・・助けて

と、言うと

『執着』を捨てるしかない

と、言った

執着を捨てるために『般若心経』を唱えておけ・・・それしか方法が無い

と言われ

毎日「般若心経」を唱え、それではおさまらず

ノートにシャーペンで写経しまくった。

それが功を奏したのか

お父さん分かった!
天国も地獄も自分が作ってた!!

そりゃあ良かった!
それがわかればもう大丈夫よ
安心なじゃね
執着を手放すのはコツだから

と・・・

確かに!

そして、そこから初めて本当の意味で父と仲良くなった。

13年前のことだ

生涯数えるほどしか会ってないのに

意識が朦朧とする中でも

誰が来たかわかる?

と、聞くと

・・・えりこ・・・

と、答えてくれた。

なんで分かるんよ・・・

一緒に暮らしたこともないのに・・・と泣けた

あ〜〜〜〜〜!

親不孝したーーーーっっ

傲慢で、プライドばかり高くて

自分だけが正しいみたいな勘違い人やった!

鼻持ちならん人間やった!

なのに、こんなに愛してくれてた・・・

親というのは、本当にありがたい

私は子供に縁がなかったから

親の気持ちは分からない

けど

私の親孝行と、先祖供養は

私が幸せでいること!

と、思っている。ので

おとんの愛情に恥じぬよう

残りの時間も

幸せな時間を過ごすよ!!

生き切った!
もういつ死んでもええ

と、本人が逝く気マンマンだっただけあって

さっさと逝ってしまった

良く生きたし、良く死んだ

 

天の計らい・・・とは本当にあるもんで

臨終の前には、必ずといっていいほど

ミラクル

が、起きる

まるで私のスケジュール知ってた?

と、いうほどタイミングよく、調子が悪くなり

ちゃんと、看取れる時間に旅立ち

お別れができるような日を選んでくれていたようだ

天の計らい恐るべしっっ!

亡くなる2日前も、何を思い出したのか

ヘラヘラっと笑ったりしていた・・・

幸せやったな

病院に向かう車の中で

お父さん。どうせ先に逝くんだから
私が死んだ時には迎えに来てよ

と、言うと

そりゃあ、分からん!

と、言い切った(笑)

えーーー!親子なんやから迎えにくらい来てよ!

と、言い返すも

色々あるんだから、分からんよ

と・・・(笑)

最期まで、正直な爺さんやった

ま、また向こうで会おう

こっちの時間はあっという間やから、すぐに会えるっしょ

去年、撮った写真

すごい笑顔が良かったから

お父さん!これめちゃ良い笑顔やで!
遺影に決定やな

と、私が言うと

おー。そうしんさい

と、言っていたので

ほんまに、遺影にしたった

フレームはほんのりピンクやでっっ(笑)

んじゃ、またね(^^)/

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